先輩VOICE

高瀬 真衣 千葉県 / 私立雙葉高校

自分の可能性をひきだせる場所

私は幼い頃から医学という学問に興味を持っていて、将来は研究者になりたいと漠然と思っていました。しかし、研究といっても基礎研究や応用研究、分野も生物学よりなものや化学よりなものなど様々で、高校時代の私は正直どんな研究をしたいかまではわかりませんでした。生命医科学科では基礎医学と理工学を融合した知識を身につけるという理念のため、将来の選択肢が広がると思い、この学科に入学しました。

本学科ではこの理念通り、学部時代は物理学や統計学、数学など理工学分野と生理学、解剖学など基礎医学分野の両方を学びます。また、週に一回実験実習があるため、四年生からの研究室生活の基礎となる手技を身につけることができます。

一、二年生の頃は、物理学や実験実習などはじめて勉強する科目が多く、正直勉強が大変に感じることもありました。テスト期間は学科の友達と一緒に勉強したり、教えあったりしていましたが、それは少人数で仲良くなりやすいこの学科だからこそできたことだと思っています。また、これらの授業は学科ごとに行われることがほとんどなので先生方とも距離が近く、質問しやすい環境であることも確かです。

三年生の終わりには研究室配属があり、自分が研究する分野を決めることになります。生命医科学科の研究室も生物学系や工学系など様々な研究を行っています。二、三年時に履修する生命医科学実験では各研究室の研究内容を踏まえた実験なので、研究室へのイメージがわきやすく、希望の研究室を決めるきっかけになりました。

入学時には、自分が生命医科学科で何を勉強、研究したいのか定まっていない私でしたが、学科での講義や実験などを通して、徐々にいま何がしたいのか、将来どうなりたいかが定まってきたと思います。生命医科学科は、そこで学ぶ幅広い知識を通じて、自分の新たな可能性を見いだせる学科だと感じています。