先輩VOICE

清水 健 埼玉県 / 城北高校

一歩先の楽しさを

大学生活は楽しい!!この言葉をよく耳にするのではないでしょうか。なぜ楽しいのか考えてみたことはありますか?長期休みにたくさん旅行に行けるからでしょうか。バイトをして自由に使えるお金が増えるからでしょうか。確かに大学では自由に過ごせる時間が格段に増え、金銭的余裕も生まれるので高校までは経験できないような楽しさを味わえます。ただ、生命医科学科で送る大学生活には全く異なる楽しさ、面白さがあります。私自身、生命医科学科に入ってから人生で初めて、学ぶことの楽しさに触れられた気がします。

生命医科学科は独自のカリキュラムを導入しており、医学、理学、工学等幅広い分野を基礎から応用まで学ぶことができます。学べる分野が幅広い分、集まってくる学生の興味も多様です。彼らとともに勉学に励むことで、知見を広げ柔軟な思考を養うことができます。4年次に配属される研究室の研究内容の幅広さも魅力的です。生命現象の原理を解明する基礎研究から、それらを実際の医療に結び付けるための応用研究まで、研究室ごとに研究内容は全く異なります。研究施設は創設されて間もなく、最新の設備がそろっています。

理学、医学に興味はあっても具体的にどのようなことをやりたいと決めるのは非常に難しいと思います。生命医科学科は自分の興味や可能性をいたずらに狭めることなく、広く学び、ある程度専門性の高い知識を獲得した後に自分の進む方向性を決めることができます。この学科で学んでいると医学、理学、工学等の分野がいかに綿密に結びついているかがわかります。薬や医療機器を開発したいと思ったとき、理学、医学、工学の知識を融合し多角的な視点からとらえることが求められます。簡単なことではありませんが、この力を養えるのが生命医科学科だと私は感じています。遊ぶことだけが楽しい訳ではありません。新たな楽しさを見いだせる環境に自分を置いてみてはどうでしょうか。