先輩VOICE

角田 敬正 埼玉県 / 早稲田大学高等学院

再生医療への貢献を目指して

私は幼いころから生き物が好きで、生物学に興味を持っていたのですが、どんな種類の細胞にもなり得る可能性を持つiPS細胞について初めて知ったときにとても衝撃を受けて再生医療に興味を持ち始め、もっと深く学びたいと考え、この学科を選びました。

生命医科学科は一学年が約60名と非常に少ないため、他学科に比べて横のつながりが強く、先生との距離も近いため、非常に和気あいあいと楽しい学生生活を送っています。また、生命医科学科・専攻は医学と理工学の融合を目指した学科・専攻で、数学や物理・化学から分子生物学・解剖学・生化学・薬理学など生命科学・医学までの幅広い分野について学ぶことが出来、その中から自分の興味のある分野の研究室に進んで行きます。

生命医科学科・専攻の研究室はオープンラボになっており、他の研究室といつでも気軽に意見交換することが出来ることに加え、TWInsという建物には東京女子医科大学や早稲田大学の他の学科・専攻の研究室も入っており、専門分野の異なる学生や先生方と交流をする機会があります。私の所属する武田研究室は新たなバイオマテリアルの開発を通じて移植医療や再生医療への貢献を目指す研究室で、私は細胞を培養する足場材料にバイオマテリアルを用いて、血管組織作製を行っています。また、武田研究室に加えて東京女子医科大学と共同研究をしており、そこでは細胞シート技術を利用した立体組織の作製を行っています。両大学の研究スペースを行き来しながら日々研究を進める生活は正直忙しいです。しかし、私の目標である再生医療への貢献を2つのテーマで目指すことが出来ることにやりがいを感じており、双方の先生方から直接研究指導をしていただけることは非常に学びも多く、充実した楽しい研究生活を送っています。このようなことが出来るのもこのTWInsならではのことであり、この生命医科学科・専攻の素晴らしいところだと考えています。