先輩VOICE

私は生命医科学科は入ってからの選択肢が広い学科であると感じています。

高校生の時に自分が進む分野を決めることができている人は非常に少ないと思います。私自身，高校生の時は理系に行くということは決めていたものの，明確にどの分野に進みたいかということを決められずにいました。各研究分野で具体的にどのような研究があり，どのような生活サイクルでどのようなことをしているのか，などは実際に大学に入ってみなければわからないことも多く，自分の進路を選ぶのは非常に難しいことかと思います。
生命医科学科では学士課程の授業で医学，理学，工学などの多岐にわたる分野をバランスよく学ぶことができます。さらに修士課程に進んでからでも，研究分野は生物学の基礎研究的な分野だけでなく，バイオインフォマティクスや，結晶光学やラマン分光学などの光学的分野，高分子・有機分子合成などの応用科学分野に至るまで多岐にわたっています。

学部生時代に様々な分野から刺激を受け，それから自分がどの分野に進んでいくかを決められるという点で，生命医科学科は入学後の選択肢が広い学科であるといえると思います。私も学部生時代に様々な分野の授業を受けていきながら，それらが複合されているような分野に進んでいきたいと考えが固まるようになり，現在は生命分子工学の分野に携わるようになりました。

生命医科学科には上述のように多岐にわたる選択肢だけでなく，充実した研究設備や多様な研究分野，さらには大学生活を支えてくださる先生方やスタッフの方々もいらっしゃいます。バイオロジカルな分野に興味のある方はもちろんのこと，自分が何に興味があるかまだ分からない方でも生命医科学科なら自分の興味の持てる分野に出会い，そこで充実した生活が送れるかと思います。